「今度、子どもを連れて遊びに行ってもいい?」
県外に住んでいる娘からそう言われたとき、うれしい気持ちより先に困ったという気持ちが出てきました。孫とは何度も会っていますが、いつも私が娘の家へ行くか、外で会っていたからです。
妻を亡くして一人になってから、家の片付けをほとんどしなくなりました。最初のうちはリビングに新聞や服が散らかっている程度でしたが、徐々にゴミ袋や空き箱まで増えていきました。
誰も来ないので困ることもありません。邪魔な物は隣の部屋へ移し、その部屋がいっぱいになれば別の部屋へ移す。それを何年も繰り返した結果、二階の二部屋は物で埋まり、階段にも荷物が積まれていました。
孫がこんな家へ来たら危ないと思い、久しぶりに本気で片付け始めました。しかし、古い家具や布団まで大量に残っていて、一人では運べません。押し入れの奥からはカビが出ている物も見つかりました。
娘には事情を話しました。怒られると思っていましたが、「もう自分だけでやらなくていいんじゃない」と言われ、専門業者を探してくれました。その流れで岡山市でゴミ屋敷片付けならハートスタッフへ相談してみる方法があると教えてもらいました。
ハートスタッフは大量のゴミがある一軒家や汚部屋の片付けに対応しているほか、不用品の買取も行っています。まだ使える家具や家電などが混ざっている我が家の場合、すべてをゴミとして扱うのではなく、買取について相談できるのもありがたいと思いました。
片付ける前は、娘に家の状態を知られることが何より嫌でした。しかし、一度話してしまうと気持ちはずいぶん楽になりました。
今思えば、誰も家へ来なくなったことが、ここまで悪化した理由の一つだったのかもしれません。孫を安心して呼べる家にしたい。その目標ができたことで、ようやく長年放置してきたゴミ屋敷を片付ける決心がつきました。
