会社行きたくない。そんな気持ちが頭をよぎるのは、月曜の朝、目覚ましが鳴った瞬間です。3年前、転職したばかりの頃は特にその思いが強かったことを今でも覚えています。新しい職場でのプレッシャーや人間関係の不安が重なり、布団から出るのが億劫でした。でも、少しずつその気持ちを乗り越え、前向きに変われた経験を振り返ってみます。
当時、会社に行きたくない理由は明確でした。新しい部署での仕事は覚えることが多く、上司とのコミュニケーションもスムーズにいかない日々。朝、電車に乗る前から憂鬱で、週末が待ち遠しくて仕方ありませんでした。そんなとき、ふとしたきっかけで始めたのが、朝のルーティンを見直すことでした。ネットで見た誰かの投稿に影響され、会社に行く前に自分を整える時間を作ってみようと思ったんです。
最初に試したのは、早起きして10分だけ好きなことをする時間を作ることでした。コーヒーを淹れて好きな音楽を聴いたり、軽いストレッチをしたり。たった10分ですが、この時間が心の余裕を生んでくれました。会社行きたくない気持ちがゼロになったわけではありませんが、朝の小さな楽しみが一日のスタートを少し軽やかにしてくれたんです。特に、好きなポッドキャストを聴きながら準備する習慣は、頭を仕事モードに切り替える助けになりました。
もう一つ大きかったのは、職場の同僚との何気ない会話でした。会社行きたくないと愚痴をこぼしたとき、意外にも同僚が同じ気持ちを経験していたと教えてくれたんです。そこから、仕事の合間に軽い雑談をするようになり、職場の雰囲気が少しずつ心地よく感じられるようになりました。ランチタイムに近くのカフェで一緒にご飯を食べたり、仕事終わりに軽くお茶したり。小さな交流が、会社に行くことへの抵抗を和らげてくれました。
今でも、会社行きたくない朝はあります。特に忙しいプロジェクトの前や、寒い冬の朝はつい弱音を吐きたくなります。でも、そんなときは自分にご褒美を用意します。たとえば、週末に好きなカフェでゆっくり過ごす予定を立てたり、帰りに好きなスイーツを買ったり。こうした小さな楽しみが、会社に向かう足取りを軽くしてくれます。
会社行きたくない気持ちは、誰にでもある自然な感情だと今は思います。大事なのは、その気持ちとうまく付き合いながら、自分なりの楽しみやリズムを見つけること。私の場合は、朝の10分と職場の小さなつながりが、大きな支えになりました。これからも、完璧じゃなくても、自分に優しく一歩ずつ進んでいきたいです。