カフェで勉強が私の集中力を変えた

勉強

カフェで勉強する習慣を始めたのは、大学受験を控えた高校3年生の頃でした。自宅だとついスマホをいじったり、ダラダラしてしまったりする自分を変えたくて、近所のカフェに通い始めました。最初は半信半疑でしたが、カフェの雰囲気が私の集中力を引き出し、今では勉強や仕事の大事な場面でカフェを頼りにしています。

初めて訪れたのは、家の近くにある小さなカフェでした。木の温もりが感じられる店内で、コーヒーの香りに包まれながら参考書を開いた瞬間、いつもと違うスイッチが入った気がしました。周りには静かに本を読む人やパソコンを叩く人がいて、その適度な雑音が心地よかったんです。自宅だと静かすぎて逆に気が散るのに、カフェでは周囲のざわめきが集中力を高めてくれました。最初は2時間くらいで疲れるかなと思っていましたが、気づけば4時間近く集中して問題集を解いていました。

カフェで勉強する魅力は、環境の変化だけではありません。好きなドリンクを頼むことで、勉強がちょっとしたご褒美の時間になるんです。私の定番はカフェラテで、ミルクの甘い香りに癒されながらノートを広げるのがお気に入りです。カフェによっては、電源やWi-Fiが使えるところも多く、長時間の勉強にも便利。受験期には、週末の朝から夕方までカフェにこもって、過去問を解いたり英単語を覚えたりしていました。店員さんが覚えてくれて、顔なじみになると励ましの言葉をかけてくれるのも嬉しかったです。

ただ、カフェで勉強するにはコツも必要だと学びました。混雑する時間帯は避けたり、イヤホンでノイズを調整したり。席選びも大事で、窓際や奥の静かな席を選ぶと集中しやすかったです。最初は長居することに少し罪悪感がありましたが、注文を追加したり、店員さんに一言伝えておくと気楽に過ごせました。今では、カフェでの勉強は私のルーティン。社会人になった今も、資格試験の勉強や仕事の資料作りをカフェでやることが多いです。

カフェで勉強する時間は、ただ知識を詰め込むだけでなく、自分と向き合う時間でもあります。好きな音楽を流しながら、ノートにアイデアを書き出したり、目標を整理したり。カフェのあの独特な空間が、頭をクリアにしてくれるんです。最近は、新しいカフェを開拓するのも楽しみで、週末には少し遠出して雰囲気のいい店を探します。これからも、カフェで勉強しながら、自分のペースで成長していきたいと思います。次は、テラス席のあるカフェで秋の風を感じながら勉強する予定です。

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