ふるさと納税を始めたのは、3年前、職場の同僚からのおすすめがきっかけでした。最初は税金の控除が受けられる制度という認識しかなく、どんな返礼品があるのかも知りませんでした。でも、実際にやってみると、ふるさと納税は単なる節税以上の魅力があることに気づかされました。今では毎年、家族でどの自治体に寄付しようかとワクワクしながら選ぶのが楽しみになっています。
初めてふるさと納税をしたのは、北海道の海鮮セットでした。届いた新鮮なホタテとイクラに家族全員が大興奮。普段のスーパーでは手に入らないようなボリュームと品質に感動しました。それ以来、返礼品選びは我が家のイベントの一つです。フルーツやお肉、加工品など、さまざまなジャンルの返礼品を試しましたが、特に印象に残っているのは宮崎県のマンゴーです。甘さとジューシーさが別格で、子どもたちが争うように食べていました。
ふるさと納税の魅力は、返礼品だけでなく、地域のことを知るきっかけになる点です。寄付先の自治体の資料やウェブサイトを見ると、その土地の文化や特産品、歴史が垣間見えます。例えば、岩手県の寄付で届いた短角牛のセットには、地元の牧場紹介のパンフレットが同封されていて、牛たちが広大な自然の中で育つ様子に心を惹かれました。いつかその土地を訪れてみたいと思うようになりました。
最初は寄付の手続きが面倒そうだと感じていましたが、オンラインで簡単に申し込めるサイトが多く、意外と手軽でした。控除上限額を計算するツールも充実しているので、予算に合わせて計画的に寄付しています。ただ、返礼品の魅力に負けて、つい上限ギリギリまで寄付してしまうこともあります。それでも、普段食べられないような高級食材や地域の特産品が届くと、生活に彩りが加わるので後悔はありません。
ふるさと納税を通じて、遠く離れた地域を応援できるのも嬉しいポイントです。寄付金の使い道を指定できる自治体も多く、子どもの教育や地域振興に役立てられると思うと、なんだか社会貢献している気分になります。最近では、旅行好きの妻の提案で、返礼品として温泉宿の宿泊券や観光体験を選ぶことも増えました。実際に現地を訪れると、ふるさと納税でつながった縁を感じ、旅が一層特別なものになります。
これからもふるさと納税を通じて、いろんな地域の魅力を発見していきたいです。返礼品を楽しみながら、家族で日本の良いところを学び、いつか寄付した町を巡る旅に出るのが夢です。